☕️今日のお便り
相変わらずコーヒーネタ!
色々な考え方があり面白い!
どんなにまずいコーヒーでも、まったくないよりはマシ。
これはカルト的人気を誇る映像作家、デヴィッド・リンチの言葉です。
『イレイザーヘッド』『エレファントマン』『ツイン・ピークス』など、幻想的な映像と哲学的な心理描写を特徴とする彼の作品には、明らかにコーヒーの魔力が宿っています。
実は、コーヒーを愛した天才は他にも多くいます。
例えば文豪バルザックは、毎日60粒の豆を数えて挽くという独自ルールを持っていたほど。
人類を魅了してやまないこの漆黒の液体。
脳に強く作用することからも分かるように、その効果は少し“異質”です。
一方で「コーヒーは健康に良い」ともよく耳にします。
果たしてコーヒーは人類の味方なのか?
それとも長期的には毒なのか?
コーヒーとは、コーヒーの木の種子を焙煎・乾燥させ、熱湯で抽出した飲み物。
独特の苦味と酸味、そして、香ばしい香りが特徴で、世界中で愛されています。
カフェインやポリフェノールなど、人体に影響を与える成分が多く含まれ、
眠気覚まし・集中力アップの効果がよく知られています。
コーヒー1〜2杯分(約150〜200mgのカフェイン)で、集中力が約5%アップすると報告する研究も。
わずか5%と思うかもしれませんが、日々の作業がその分効率化すると考えれば、これは現代人にとって強力な武器です。
さらにカフェインは、運動能力にも影響を与えます。
体重1kgあたり6mgのカフェインで、100m走の記録が平均0.14秒短縮されたという報告も。
一時期はドーピング指定されていましたが、2004年以降は禁止解除されています。
ではなぜ、コーヒーは脳を覚醒させるのでしょうか?
その理由は、カフェインが脳の「アデノシン受容体」に作用するからです。
本来アデノシンは「疲れたから休もう」という信号を出す物質ですが、
カフェインはその受容体をブロックして、脳を“だまして”覚醒状態を維持します。
つまりカフェインは、あなたの脳の休息システムを一時的にハックしているのです。
もちろん、飲みすぎは禁物。
下痢、不眠、不安などの副作用が出ることもありますが、通常の範囲であれば問題ありません。
依存性はアルコールの約1/4、ニコチンの約1/10程度と軽く、短期間で消失します。
そして近年の研究では、コーヒーには抗酸化作用や生活習慣病の予防効果があることも分かってきました。
ポリフェノールやアルカロイド類が心血管疾患のリスクを下げ、
パーキンソン病やアルツハイマー病の発症率も低下させると報告されています。
カフェインレスコーヒーにも糖尿病リスクを下げる効果が見られるなど、カフェイン以外の成分も健康に寄与している可能性が高いのです。
つまり、コーヒーは“マイルドな合法覚醒剤”でありながら、“万能のサプリメント”でもある。
妊婦・授乳中・子供を除く健康な成人であれば、1日2〜3杯(カフェイン400mg以下)を目安に楽しむのが理想的。
コーヒーは、頭脳と肉体のパフォーマンスを高め、しかも安く、合法的に手に入る最強のドーピング飲料です。
あなたがカフェインに強い体質なら、ぜひ日常に取り入れてみてください。
コーヒーと共に歩む人生——それは健康的で、そしてとても文化的です。
😊今日もいい1日を